I'm Swayin' in the Air

旅と音楽とフジロックとブラジリアン柔術

じゃあどうすれば君のバンドはブレイクするのか?コメントの返信文を書きつつ色々整理してみた。

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こんにちはK出です。このブログの記事の中で未だにアクセス数ナンバーワンなのが昨年書いた

すべてのパッとしないバンドマンへ。君たちが売れない理由は明確だ
http://blog.kocoronoblue.com/archives/32864508.html


この記事です。バズりまくって軽くビビってましたが、結構色んな人が読んでくれたみたいで嬉しかったです。で、いまだに検索とかで飛んできてくれてコメントもらえたりします。ありがとうございます。

そんな中から「悩める若者」が熱いメッセージを寄せてくれていることを確認しました。ぜひ応援したいと思うのですが「頑張って!絶対プロになれるから!」などと適当なことを言うのも失礼なので、自分なりに「んじゃあどうやったらバンドはブレイクするんだよ」っていうのを考えてみました。Nさんへのコメント返信をかねた実践編です。 ====

1.メロディを死ぬほど良いものにする
2.コーラスとのハーモニーを工夫する
3.人の心を打つプロの歌手の、歌い方を真似る
4.喉の使い方を工夫する
5.ライブのMCを死ぬほど面白くする
6.お客さん、スタッフさんや周りのバンド、マネージャーさんには礼儀を尽くす
7.インストバンドになる
8.売れることをあきらめる(アマチュアとして楽しむ)


1.メロディを死ぬほど良いものにする


本文でも書いていますが、とにかくどんなに声が良くても汎用的なメロの曲は聞いててつまらないです。歌の練習もしつつ、本当にそのメロディが最高なのか何度も何度も変えたり検証したり比較する作業もしたほうが良いと思います。

ちなみにメロディとコードワークにおいて、今のJ-POP界で僕が一番「天才」だと思うのはaikoです。真面目に。あの人の声とメロディセンス、そしてそれにぶつけるコードワークは天才的だと思います。自分がバンドをやってる時にあのメソッドを知っていればだいぶ変わったと思っています。研究してみてはいかがですか。

あと、これはNさんだけの仕事じゃないです。ギターであれば、本当に単純なコードワークだけにしていませんか?実はある箇所で7th使ったりディミニッシュを使ったりするとそのメロディはもっと映えませんか?色んなアプローチがあると思います。僕の敬愛する故・吉村秀樹氏(bloodthirsty butchers)は、ドラムのこまっちゃんにいつも「そんな当たり前のフレーズ叩くなよ」とキレていたと言います。まずはこの映画を見ることから始めてもいいかもしれません。バンド続けたくなくなるかもしれませんがw

kocorono [DVD]
bloodthirsty butchers
キングレコード
2011-06-15




2.コーラスとのハーモニーをもっともっと良くする


別にメインvoが冴えなくても、あなたがちゃんとメロディをとれて、他のメンバーがうまいならコーラスハーモニーを徹底的に磨いていくだけでもだいぶ変わると思います。あなたがどのようなジャンルの音楽を好んでいるのかわかりませんが、僕はギターポップ界隈のコーラスを聞いてると甘酸っぱくて悶え死にそうになります。



ギタポマニア垂涎の名曲、wannadiseの「you and me song」。このサビ聴いておじさん何度泣きそうになったかわかりません。これと同じくらいの曲書いてコーラスもこれくらいのクオリティにしたらvo冴えなくてもたぶん売れるよ。

Wannadies
Wannadies
RCA
1997-10-28







懐かしの名曲trampolinesの「Taking the easy way out 」。僕が高校生くらいの名曲でした。確か。今聴いても完璧なポップソングです。

SPLASH!
トランポリンズ
ソニーレコード
1996-06-21




3.人の心を打つプロの歌手の、歌い方を真似る


最初は真似でもいいと思います。変な話ですが、スタジオ入るでしょ?その時日によって真似する人変えるんですよ。「今日はミスチル桜井さんでいこうかな…」「明日はピロウズさわおさんそっくりに歌う!」みたいな。同じ曲を違う人のように歌う。これもアリかもしれません。

でもごめん。これは僕やったことないから正しいかどうかわかりません。

4.喉の使い方を工夫する


素人とプロの歌手の違いは割とこの辺りにあると思っています。実は日本語という言語は、メロディを歌うという構造に不向きだそうです。だから意図的に、英語発音者と同じように喉仏を下に下げてみるとか工夫してトレーニングすると伸びやかな声になるということを聴いたことがあります。たぶん他で詳しいと思うのでググっててみてください。


5.ライブのMCを死ぬほど面白くする


方法論としては十分に検討する価値あります。ヘボいバンドはたいていMCもヘボい。スカした態度とったり、下をむいてぼそぼそ喋ったり、ヘタすると一切喋らなかったり。もう全然だめ。客として見てるこっちが死にたくなります。

MCでお客さんを笑わせられますか?フレンドリーな空気感出せますか?気持ち伝えられますか?自分がヘラヘラ笑ってちゃダメなんですよ?客を笑わせるんですよ?どうせ歌で楽しませられないなら、まずはMCだけでも全力でお客さんに満足させるという手もあります。スカした態度をとるのは歌で感動させられるようになってからでいいでしょう。

僕が今までライブを見ていて、史上最高のMCだと思ったのはFUJI ROCKの筋肉少女帯ですね。



まあ大槻さんはしゃべりの天才だからってのもありますけどねwそれにしてもすごい。僕も見てて爆笑してました。まあこれは特例としても、MCで楽しませることはボーカリストとしての一つの仕事だと思ってがんばりましょう。時々voが喋らないで他の楽器のやつにMCさせてるバンド見ることあるけどそんなボーカルは髪の毛ハゲあがった上で引退しろよもう、と思います。

mooolsのライブも最高です。酒井さんのMCを全てのボーカリストは正座して聴くべきだと思いますね。


6.お客さん、スタッフさんや周りのバンド、マネージャーさんには礼儀を尽くす


これも歌とは関係ないけど、売れないバンドはたいていこの辺の礼儀ができていません。MCでスカした態度とってるような人でも売れてる人たちはほとんどが礼儀正しい人ばかりです。あれはマーケティングとしてそういうロールモデルとして演じているだけです。楽屋に入ったら挨拶ちゃんとしてます。


7.インストバンドになる


voがどうしようもない場合はインストバンドになるという手もわりとアリです。インストはインストで難しいですが、僕は自分でやっていたバンドはインストにしてしまえば良かったといまだに後悔しています。先日も、昔の曲を聴いてたんですがインストの曲は割と聴けました。

8.売れることをあきらめる(アマチュアとして楽しむ)


売れることをあきらめるということも一つの選択肢です。いや、これは本気で思うんです。バンドで成功することを夢見て数年間フリーターやりつつバンド活動に費やして、もし失敗したらその後の人生結構悲惨。自分自身が味わってきたので断言できます。その覚悟があるのか無いのか。いや、あっても才能がなかったら芽が出る可能性は低い。であれば、早めに諦めてご飯の食い扶持確保しつつバンド活動続けていく方が良いかもしれません。

もっとも最近のインディーズシーンだけじゃなくてプロっぽい人も正社員として会社で仕事しながらやってる器用な人たち多いですよね。某有名ハードコアバンドのvoの人を渋谷ヒカリエのオフィスエリアで見た時は驚きました。そのほうが賢いです。自分はそういうことができなかったので色々遠回りしてきたなーと思います。僕みたいな人生を歩まないことを祈っています。



以上かな。ずいぶん偉そうなこと言っており、かつコメントに対する回答にもなっていないような気がしますが僕が言いたかったことです!ボーカリストは大変です。楽器と違って、自分がうまくなっているのかなっていないのかわかりにくいです。でも、目的だけはぶらさないようにがんばってください。バンドのボーカルの目的は歌がうまくなることではありません。お客さんを満足させ、笑わせ、感動させることだと思います。

Nさんがんばってくださいね〜君のバンドが売れたら「このブログのおかげです」ってロキノンあたりのインタビューで宣伝してくださいwそれでは!