I'm Swayin' in the Air

旅と音楽とフジロックとブラジリアン柔術

【登山】瑞牆山を登ってきた。まだ僕たちは生きていていいんだ。

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2014年7月6日。日本百名山の一つ、山梨県奥秩父にある「瑞牆山」登頂に成功。「みずがきやま」と読むこの名峰は通をも納得させるイカした山であり、一度ならず二度三度と登る人が多いらしい。御多分に漏れず僕もまた登りたい今度いつ行こうか既に迷ってるよ! ====

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登頂前にいきり立つバカ三人組。どうでもいいがこの男達は、東京都立O川高校という高校の14期生同級生だ。36歳にもなって全員独身(うち2名バツイチ)。何というかもう山に生きる以外にレーゾンデートルが見出せない的な。そして「山ギアまとった女の子ってほんとかわいいよね」的な会話で盛り上がっちゃうくらい下衆な連中なのである。

パーティ


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しおざわ

元々登山には何の興味も無かった男。しかしある日「日本百名山」の存在を知ってから「俺は全部登頂する!」と突然宣言。休みの度に山に出向く日々。ある時せっかく連休取れたのにその全てを九州の百名山登頂に充ててしまい当時付き合ってた女子から呆れられて捨てられるという熱いエピソードを持つ。既に日本百名山23峰登頂済み。

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O場

このブログに時々登場するベイスターズ男子。彼の登山エピソードもまた秀逸で、今から10年以上も前の話のことだ。

とあるロックバンドの来日ライブを見終えて気分良く帰宅すると、自宅にしおざわとその友達が突然アポなしで登場。いきなり脈絡なく「今から富士山行くから。準備して」と言われるという無茶苦茶な展開に。そして、ジャージと上着とスニーカーだけで富士山に登るという地獄のような所業を課されるという可哀想な男である。

登山がトラウマになったろうに、時は経ち今。なぜかこの年齢になって登山に目覚めるという謎の心理状態になる。読者諸君よ、これがアラフォー独身というものだ。

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k出

ただでさえ残念なのに、この三人が揃うといよいよもって残念度が末代まで祟られるレベルに到達することを自覚してるけど彼らとの付き合いを未だやめられない人。彼らとのアウトドア的なエピソードで思い出されるのは2009朝霧JAM。キャンプサイトから遠隔地の駐車場に荷物を取りにいくことを任された僕らは、もう歩き出して10分くらいで疲れ果ていきなり屋台でビールを飲みまくる始末。そこで出た発言が

「俺たちO川高校出身だから仕方ないよね」

「これがO川クオリティ!」


と、自分達がだらしないことを出身高校のせいにして自堕落な選択をするどうしようもない我々。人生も自堕落な選択をし続けた結果今に至ったことはもう否定できない。

しまったいきなりブログ冒頭からどうでもいいことに長文を費やしてしまった。短文化が進むブログ文体のスタンダードからますますかけ離れる改行の少なさと意味のない長文に大半の読者は既に離脱済みだろう。ごめん。

7:30アタック開始〜富士見丘小屋


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7時頃麓に到着した我々は早速アタック開始。マイナスイオンいきなり猛烈なことになっておりすげー気持ちいい。

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O場氏後ろから撮影。割と最初は緩やかであり(といってもハイキングよりはかなりキツい)、僕もある程度余裕もって登る。

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40分ほど登ると最初の休憩ポイント富士見丘小屋に到着。単純に富士山が見えるから、らしい。この日はガスってて見えず。

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トイレは有料100円。山では有料トイレが常識である。なお、ここで瑞牆山に登る人と金峰山に登る人が分かれる場所である。

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既に汗だくのO場。以前は袴田吉彦や元阪神薮投手に似てるなどなかなかのイケメンぶりを発揮していたが、今じゃもうタダの背の高いおじさんである。

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写真を撮影するK出。SNSに登山写真をアップロードすると、普通の人は「登頂おめでとう!」みたいなコメント寄せられるのに僕には「パンツが二色…」「その切返しなんなの?」「下半身赤過ぎない?」などのコメントが寄せられるあたりどんだけツッコミやすいおっさんなんだと涙も止まらない。

8:30富士見丘小屋〜桃太郎岩


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ひとしきり休憩した後登山再開。このゾーンは斜度こそ緩やかだが、狭い上に石が多いので割とめんどい。焦らず行くべし。

途中で小川山と瑞牆山の分岐地点が登場。瑞牆山は川沿いに向かって一気に下る。「あれ?」と思うだろうが迷わず下るべき。間違っても

「小川山だと!俺たちの母校と同じ名前だ!そっちいくか!」

などと提案してはいけない。計画が台無しになる。危ないところだった。

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途中美しい川が出現。何の水かは知らないがたぶん飲める。水くんで沸かしてコーヒー飲んだけど今のところ腹は壊してない。

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そして川を渡るとすぐの場所にあるのが衝撃的な「桃太郎岩」。たぶん高さ8m以上はある猛烈にでかい岩がパッカリ割れてるのである。頭おかしい。



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「桃から生まれてきたぞー!」的な写真にしたかったけど全然わかんねーよ。



というわけでこの辺が二回目の休憩スポット的なやつ。



9:30桃太郎岩〜ひたすら狭い道


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ここから先はしばらくこういう道を登り続けるのである。けっこうきつい。

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鎖場は2〜3箇所。鎖、長くはないけど足場が滑りやすいのでお世話になろう。

ちなみにこの写真は、日本人の心に染みついている「ふぁいとー!」「いっぱーつ!」をやらかし周りの登山客からだいぶ偏差値低い扱いを受けているバカ三人組だ。登山とはそういう心の裸になれる気持ち良さがある(ない)。

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なぜか岩がいたるところにある瑞牆山。こんなアホなこともできるのだ。もちろんこの瞬間地震でもきたら一発だ。しかし俺たちに怖いものはなにもない。何しろ歩きながら

「同級生みんな嫁も子どももいて楽しそうだよな〜。俺たち山登ってるな〜」

「おれサラリーマンになるのが夢だった!」


とか語りながら登ってる俺たちだ。今さら僕らが岩に潰されようが遭難しようが日本のGDPに影響は無い。

10:30まもなく山頂(ここからつらい)


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さあまもなく山頂だ。しかしここからがつらい。

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写真は山頂間近でだいぶ脚にキている写真をO場が完全に上から目線で撮影したものだ。

思い起こせば高校時代。O場はバイク事故で脚を骨折したのだが、脚にギプスはめた状態のO場と僕でなぜか体育館にてバドミントンをやった。「まさかギプスはめてる奴にバドミントンで負けることはないだろう」と思っていたが、僕の想像以上に足りない運動神経のせいでタイブレークまで持ち込まれ僕が負ける、という伝説があった。

高校時代ギプスをはめた男はバドミントンで僕を負かし、20年経った今、僕のことを上から「おーい大丈夫か?」と優しい声をかけている。

君にそんなシチュエーション想像できるか?僕の心からふつふつと「悔しいいいいうおおお負けてたまるかあああああ!」というパワーがみなぎって…こない。全然漲らない。ただ岩だらけの山登って俺いったい何やってんだみたいな感情しか湧いてこなかった。



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僕達は山頂寸前で何度も休憩をとった。あとわずかということはわかってる。でも最後のパワーを振り絞るために休憩を取りながら歩いた。友とはかけがえの無い大切なものだ。辛い時の一体感は素晴らしい。

男一人女二人のパーティを見て「なんだあいつら両手にむっふじゃねーか!」

女子グループを見て「うおー!かわいい!おれも登山合コンしてええ!」



美しい一体感。ルサンチマンにも似た感情で気合を奮い立たせいるのだ。


あいつらは女の子と楽しい登山……

俺たちはむさい男三人……

おっさん……

独身……


そう、そんな交錯する思いが僕達に最後のパワーを与えてくれたのだ!そしていよいよ…




12:00山頂


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ついに登頂きたああああああああ!中畑清w




富士山や白馬山を登った経験もあるので瑞牆山なんか楽勝だろ!と思ってたんだけど正直つらかった。でもこの山を登り切った後の爽快感は半端ない。最高だ!


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「一番高い所いこうぜ!」としおざわ。


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へっぴり腰のO場。情けない奴だ。おれが逆立ちでもしてやろうか?


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こえええええええwww



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ごめん、怖過ぎて立つことすらできなかった。

山頂を楽しもう


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そんなに広い山頂ではないけど充実感がすごいのでおのおの山頂ライフを楽しんでいる。本を読んでる人、作ってきたお弁当を食べてる人。そして僕達もいよいよ食事の時間だああああ。


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マルタイラーメン醤油味。山頂のマルタイ初めて食べたけど美味過ぎて震える。






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麺を食べ終わったら、次は事前に作っておいたご飯を投下!ぐああああめちゃくちゃうめえええ!ほんとこれを味わうためにおかんは俺産んでくれたんじゃねーかってレベルでうまい。




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それほど高くないので、ある程度の山に登るのであればバーナー(ストーブ)とコッヘル(鍋)は持っていったほうがいい。君の登山の彩りがぐっと良くなる。僕はラーメンとライスとコーヒーもう満足。










13:00下山開始


1時間ほど堪能した後に下山開始。もちろん下山もきつい。やはり山は下りである。怪我しやすいので気をつけよう。

15:00下山完了〜温泉


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下山完了。お疲れ様でした!


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麓からクルマで20分くらいのところにある「ラジウム温泉増富の湯」。なかなか気持ちよかった。ぬるめの風呂がいくつかあり、露天も良い感じである。昔ながらの温泉感もあるね。

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館内には食事処があるので蕎麦を。つゆがあっさりしていて美味である。あとつけものやばいうまい。




とこんな感じの山でした!また登ります!

※そういえばソフトバンクはほぼ全域圏外でした。他の2人のdocomo iPhoneはばりばりLTE入ってました。山でソフバンは致命傷ですね。

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山田哲哉
山と溪谷社
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