がががががガンズ!クラシックラインナップで復活ってウワサはマジなんですかどうなんですか!!! ====
音楽好きにとって「初めてのライブ」というのは思い出深いものだとは思うが、僕は何を隠そう初めての大型ライブがGuns N' Rosesの東京ドーム公演なのである。1992年でしたっけ。
センセーショナルで華やかなデビューから数年経ち、「Use Your Illusion Ⅰ & Ⅱ」という超大作2枚組を引っさげての来日。
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僕は当時確か中学2年生だったかな。周りの席を見回しても、さすがに中学生でGuns N' Rosesのライブを観にきてるような奴はいなかった。そしてあろうことか、一緒に行ったのは我が弟である。彼はまだ小学6年生。後ろの座席に座ってる兄ちゃんたちが僕らのことをさして
「こんな小さいウチからガンズなんか聞いとったら将来大変なことになるねww」
みたいなことを言っていたのだが兄弟揃って平凡な人間になってるのでそういうことはアテにならないというのもわかった。
細かいことはあまり覚えてないのだけど、開演直後からの凄まじいライティングとデカすぎるステージに吐き気レベルで圧倒されたのである。多感な中学生にとって、このバンドがもつ退廃的な雰囲気はあまりにも魅力が強すぎた。「ナイトレイン」アクセルローズの音源そのままの巻き舌全開ハイトーンボイスが東京ドームに鳴り響いていた。いやーかっこよかったよなあ…。
スティーブン・アドラーが下手くそだったからなのかヤク中だったからなのか忘れたけどクビになってて、後任のマットソーラムが叩いていた。ドラムソロがすげー長くてかったるかったことは忘れられない。
マット「ドカドカドカドカ!ピタッ(止まる)」
観客「いえー!」
別にたいしてうまくもないだろ……などとガキンチョながらに擦れた見方をしていたものである。
そしてスラッシュのギターはさすがに神の領域であった。「Sweet Child O' Mine」のリードフレーズは何度コピーしたかわからないけどあの質感は真似できない。
ほげえええええええくっそかけええええ!アクセル・ローズのウイスパーソングからのシャウトはまさに狂気。5万人の観客のテンションを最高潮に上げてからのイントロに絶頂確定なのである。ちなみにダフのベースは全然うまくない気がする…。あとアクセルはステージをダッシュしすぎなのではないだろうか。
そして僕はガンズのクラシックメンバーの中では、主にリズムギター担当のイジー・ストラドリンが一番好きだった。アクセルとスラッシュだけだとアクが強すぎてたぶんダメなんだよね。イジーの飄々とした雰囲気や彼のバッググラウンドであるだろうブルースやアメリカンロックへの憧憬が、ゴシップだけじゃなくてガンズを音楽的にも世界最高峰に引き上げたのではないかと思ってる。
この日のライブ中継はでかいモニターに観客の顔がよく抜かれていたんだけど、なぜか小室哲哉が何度も抜かれていて騒然となっていたことはなぜか覚えてる。何で見に来てたんだろ。招待客だったのかな。
アンコールからのラスト曲「Paradise City」で東京ドームを覆う笛の音が盛り上がりのピークでしたね。ガキンチョの僕は脳汁出まくりで大興奮してましたね。
日本にも夏フェスで来ますかね!
当時僕は洋楽にハマり始めの頃で、当時はLAメタルが全盛期。ゴリゴリのハードロックはピンとこなかったけど、ガンズの曲でいうと「November Rain」や「Don't Cry」、 「Patience」「Civil War」みたいなバラード系の曲にかなりハマっていたんだけど、最近あんな感じの大作系バラード鳴らすバンドいなくなったよね。別にいま聴きたいって気もしないけど、復活するならちょっと観てみたい。
Guns N' Rosesクラシックメンバーはアクセルとスラッシュとダフがメインらしくて、イジーとマットがいない。マットはどうでもいいけどイジーいないの残念だな。2016年の夏フェスサーキットに出るそうで、来日も期待!たぶんサマソニですかね〜楽しみ!
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