2曲めの「Always Focused」のお手本のようなマスロック系エモがたまらなく切なくて泣きそうになれ!後半の登りつめていくバイオリンアレンジの部分なんてエモ好きを自認する奴だったら鼻血が出すぎて出血多量になってもおかしくないレベルの好き度だ。覚悟して聴くべし、Tiny Moving Parts。
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ミネソタの3人組超絶技巧マスロックバンドTiny Moving Parts。 前作『This Couch is Long & Full of Friendship』までの超攻撃的変拍子が炸裂する変態サウンド感がなくなり、TTNGなどにも通じる「美しい旋律」を持ったマスロックの「名盤」として仕上がっている。
個人的には11曲め「Skinny Veins」の疾走感と美しいタッピングフレーズに何度も圧倒され、ラスト「Van Beers」のホーンアレンジまでくるともはやエモ等では語れないサウンドスケープを持っていることに気づくだろう。
しかし!!!このライブバージョンがヤバすぎる!!!音源ではおとなしくなっていたくせにこのライブmovieが激アツ、キレッキレのド変態変拍子演奏、激情型シャウトが脊髄直撃まちがいなし。
しかし…どんだけギターうまいんだよw このタッピングと変拍子をキメながら歌うとか最近のマスロック界はほんと異常過ぎる。
今作はInto it over itやFoxingが在籍するTriple Crown Recordsからリリースされている。まさに「Emo リバイバル教・超絶テクニック派」のご本尊といってもいいレーベルだ。次回作がどうなるのか今から楽しみである。