I'm Swayin' in the Air

旅と音楽とフジロックとブラジリアン柔術

頼むからヤマダ電機の店員はソフトバンクホークスのユニを脱いでくれ

 

僕は池袋にあるヤマダ電機総本店にいた。電子レンジ、炊飯器を購入することが目的だったのだが目を疑った。

 
 
 
何名かの店員がプロ野球のソフトバンクホークスのユニフォームを着てるのである。
 
 
 
舐めてるのか?
 
 
 
あろうことかソフトバンクホークスだ。ちなみに僕は無類の横浜DeNAベイスターズファンとして友人の間では知られている。今からプロ野球選手になることはちょっと難しいが、もしかしたら横浜DeNAベイスターズの球団職員になれたり企画運営には携われるかもしれない。そういえば僕は渋谷ヒカリエの中に入っている某社で働いており、ヒカリエの中には実はベイスターズ親会社であるDeNA社も入居している。エレベーターに乗っていると、いつもDeNA社のフロアで降りてしまいそうになる。ベイスターズが僕を呼んでる気がするからだ。
 
球団オーナーの南場社長と同じエレベーターに偶然乗り合わせた時など「南場さん!無給でいいので僕を今すぐベイスターズの職員にしてください!!」とその場で土下座しそうになった。怪しすぎるし、だいたい38歳にしてフルタイム無給ボランティアは非現実的なので必死に自分を食い止めた。つらい。
 
 
 
そんな横浜DeNAベイスターズファンにとって、ソフトバンクホークスという球団を忌み嫌ってる人はとても多い。金満。強奪。内川。別にFAすることが悪いわけじゃない。内川は「横浜を出る喜び」などという稀代に残る暴言で今まで応援してきたファンに後ろ足で砂をかけ、「ホークス生え抜きの俺様」などという、横浜に在籍していたことを無かったかのようにする暴言を吐きながらホークスが得点するたびにベンチ前に松田とともにうぇーいと飛び出して騒ぐ。腹立たしいことこの上ない。柳田、内川、李大浩、松田。その4人だけで野球やっても相手がベイスターズなら勝てるだろう。もう十分だ。わかったから…。
 
 
 
と、最近ベイスファンになった人からすれば「おじさん何の話してるの?老害なの?」と聞き返されるくらい風化し始めてる気もするが、まあそういう理由で僕はソフトバンクホークスという球団が嫌いなのである。
 
それくらい嫌いな球団のユニフォームをこれ見よがしに(しかも赤いやつ。それサードユニだろ)着ながら「炊飯器お探しですか〜?」じゃねえよ。見ればわかるだろ。38歳男性が2月に家電屋で炊飯器を新しく購入するシーンなんか、どんな三流映画監督であっても採用しない。アート感ゼロ。なんなら訳あり感しかねえよ。ところでなんでお前はソフトバンクホークスのユニフォームを着ておれに話しかけてるんだ?日本一セールまだやってるのか?違うだろ?
 
 
 
僕はすぐに店を出た。こんな店で買い物なんかするわけにはいかない。いくら安かろうが、店員が親切だろうがソフトバンクホークスのユニフォームに迎合するわけにはいかない…。
 
そう思って近くのビックカメラに入った。おいビックカメラよ。なんだこの店内の商品配列の分かりにくさは…。天井は低く感じ、通路も狭い。どこに何が置いてあるのか直感でわからない。だいたいにおいて店が2つに分かれており、「炊飯器はこちらではありません」という。ふざけるな。インターネットショッピング全盛期にわざわざ店に出向いているんだぞ。つらい。つらすぎる。
 
そして僕は涙を浮かべながらヤマダ電機に戻って炊飯器と電子レンジを購入したのである。ソフトバンクホークスのユニフォームを着た奴から。願わくばベイスターズのスポンサードをしてくれているノジマで買いたかったが、そもそも店舗が見当たらない。ダメだ、完全なる敗北だ。僕はヤマダ電機からお金を一円ももらってないどころか多くの家電製品を購入してるので相当お金払ってるはずだが、褒めざるをえない。空間デザインやUXの観点で、他の家電屋よりも圧倒的に優れているのだろう。
 
唯一の難がソフトバンクホークスのユニフォームだ。もうあれやめろ。頼むから、涙を浮かべながら高額の商品を買うこちらの気持ちにもなってくれ……。
 
 
そんなことを考えながら僕は生きています。