my letterのレコ発「my letter 1st album release party」に行きました。渋谷O-nestへ。
圧倒的な非モテ感漂うメンツかと思ってたけど、行ってみたらとにかくmy letterの「文系天才型」とも言うべき才能の塊をまざまざと見せつけられる夜となった。だいたい出演全バンドの全ギタリストがフェンダーのGuitar。文系過ぎて最高だ。
2014年フジロックルーキーステージ。アーケイドファイアの裏という不利な時間帯にもかかわらず伝説的なステージを披露したこのバンドは、ここ最近のJインディーズでの超注目株として人気を博している。
この日はメインボーカルが「サックスの練習をし過ぎて」高音が出ないということで、僕のアイドルが多くの曲を歌ってて俺得。
名曲「ブールヴァード」のアンサンブルとフルートの音色は、とにかく彼らの天才性が滲み出る美しい演奏。90年代の「渋谷系」を、2015年にリアレンジしたセンスは僕らアラフォーをただのおっさんへと追いやるに相応しいと痛感するのである。
だいたい当時の渋谷系って何だったんだあれは。服とかダサすぎるだろ。オシャレ風味ポップスとラップっぽいものを掛け合わせておけばハイセンスよろしくだったあの時代。思い出すだけで恥ずかしい。カローラ2に乗って満足してろ!
おっと関係なかった。とにかくこのバンドはいちインディーズで終わるようなスケールでは無い。身軽に色々なしがらみを越えていき、多くの人に音が届くことを祈っている。
SuiseiNoboAz!!!!うぎゃああああああああめっちゃかっこいいいいいおおおあおおおおお!!!!
というわけで本当に恥ずかしいんですが私知らなかったんです、彼らのこと。 でも音を聴いて一発でノックアウト。一気に好きになってしまった。
ボーカルギターの彼は、ナンバーガールを思わせる退廃的な匂いと文系の熱くるしさをすべて演奏にぶつけるという雰囲気で、この危うさはクセになる。
ギターの音作りは、吉村秀樹を思い出させるリバーヴ、ディレイと歪みにコンプレッサーかけて限界まで音量をあげていき幻想的なサウンドを構築しており僕は失禁寸前アテント早く持ってきてください状態へ。終演後ちらっとエフェクターボードみたら、エレクトロハーモニクスのmemorymanがちゃんと乗ってて泣きそうになった。
ボーカルギターの人以外は全員メンバーチェンジしたとのこと。特にベースが変態的過ぎてヤバすぎるのでどういうことかと思ったら、超絶テクニックインスト集団ヤセイ・コレクティブの人らしい。あんなベース聞いたことないよ。
あきほん@akiphonネストでボアズみる https://t.co/IEV5KpURMr
2015/03/07 19:06:05
フジロックなどフェスで会ったりする大好きな友人夫婦がボワズ見にきていた。ネストみたいな小さいハコで待ち合わせもしていないのに友人に会えるなんて不思議な感覚なのである。彼らはかなり以前からSuiseiNoboAzのファンだそう。おれもこれから追いかける〜。
SuiseiNoboAzの音圧大合戦からのほっとする良心、もはやインディ界の大御所というか「自分たちの企画に出てもらえたら認められた」的な感じのtoddle。 「レコ発に呼んでもらえるなんてとても嬉しいです。だって、レコ発って本当に好きなバンドしか呼ばないじゃないですか」というMCにほんわか笑
toddleはこれからも末永くマイペースで活動してほしいな〜。
若手天才文系ポップマニアのmy letter。
ヴェルベッツっぽいと言われてるけどおれにはソニック・ユースにしか見えない完全なるデストロイヤーマインドを感じで最高に好きになってしまった。1曲に演奏した「アメリカ」。youtubeを聞いてみるといい。このアコギとクリーントーンの雰囲気がタイトルとのマッチしている感じ。中盤の歪んだGuitarはUSインディポップの完全なお作法を踏襲していてもうほんと尊敬しちゃう。
ヴェルベッツっぽいと言われてるけどおれにはソニック・ユースにしか見えない完全なるデストロイヤーマインドを感じで最高に好きになってしまった。1曲に演奏した「アメリカ」。youtubeを聞いてみるといい。このアコギとクリーントーンの雰囲気がタイトルとのマッチしている感じ。中盤の歪んだGuitarはUSインディポップの完全なお作法を踏襲していてもうほんと尊敬しちゃう。
全編通してみんな全然力入ってないし、Guitarの子は長袖着てるのに汗一つかかないんだけど奏でてるフレーズが「歪ませない暴力的なフレーズ」という感じがして破壊的な美しさを感じるLIVEだった。曲の構成もスタンダードなポップスかと思えば、同じようなフレーズを延々ループさせて、展開でマイルドに爆発させるあたり大人のマナーである。おれだったら一気にブルースドライバー踏んじゃってうるせーって言われてそうだ。そんなわかりやすい展開には一切しない彼らの大人感に惚れ込んで何が悪い。若き才能に嫉妬すら覚える。