おれは本当に驚いた。まあ毎年フジロックの期間中は毎日このアングルで写真撮ってるんだけど、例によって撮ってたら隣から
おひとり様フジロック!
って声が聞こえてきたんですよ。「淋しさのあまりの幻聴だろ?」「ブログのネタ書くのにウソつかないでください」って思うでしょ?それがほんとなんだよ。まあ聞こえないフリしてゲートに走っていったんだけど。でもね、びっくりしたんだよ。
誰だかわからないでしょ?おれも知らないもん。スマホ見ながら会場内とぼとぼと歩いてたらこの方が突然
おひとり様フジロックの人ですよね!ブログめっちゃ読んでます!!やった〜会えた!感動しました!
って話しかけてきたんだけど何を言ってるんだこの兄ちゃんは。なんならもうね、この瞬間「ああ…もうフジロックでナンパとかできねえ…」って思ったからね。藤沢先生の恋愛工学流にいうとフェスにきてる時点でACSフェーズのAはクリアしてんのに「クソきもいフジロックブログ書いてる人だ」ってバレた時点である意味非モテコミット入りだからね。ほんとブログ読んでくれてありがとう御座います!
とまあわけのわかんないこと書いてますがいよいよフジロック2015最終日です。最終日はとにかくたくさんの友達に会えて本当に楽しかったけど会う度にビール飲んでたから本当に泥酔してたわ。
最終日一発目はceroで幕開け!すっげーー人気。サマーソウルとかフジロックに似合い過ぎでしょ。めちゃくちゃ良かった!ただのフィッシュマンズのコピバンかと思ってました本当にすいません。
ceroが人気すぎてホワイトステージに友達やTwitterでの知り合いの人がたくさんいてびびった。
ミキちゃん。
僕最近編集関係の仕事増えてきたんだけどそもそも「編集ってなんやねん」状態だったので勉強しようと思って岡村詩野さんの「音楽ライター講座」に行ってみたんですよ(全然参加できてなくてすいません)。
でいだく夫妻。
何が衝撃ってこの人超有名偏執的音楽ブログ「public image republic」の管理人さん。
なんで俺が知り合いなのかというとだな、今年プリマベーラに行ったわけですよ。んで、でいだくさんがブログに数年前のプリマベーラの様子書いてたわけです(書いた時から読んでた)。
んで僕はでいだくさんに「参考になりました!」とツイートしてスペインに旅立ったわけです。調子こいてブログ書いてたらでいだくさんが「あれ?この人知り合いじゃね?」みたいなこと言ってきて、お互いの記憶探り合ったら2008フジマイブラ一緒に観に行った人っつーか元嫁さんの知り合いで結婚パーティきてくれた夫婦だったwwwそんなことあんのか。
そんなこともあって数年ぶりの旧交を温めたわけですすんませんね離婚しててww
場外のカドヤに集まる人たち。
奥でグラサンかけてる怪しいおじさんが一部で有名なコマヤドさん。プリンスホテルとカドヤの往復しかしてねーんじゃねーかってくらいいつも居たらしい。また飲みましょう!
他にも8年前フジロックのタイムテーブル無くしたっつーからプレゼントしたasakoさんとはじめて会えるとかまあ他にもたくさんの人とここで会えて最高に楽しかったなー。キミはひとりじゃない!って声が天から聞こえてきたよ、そうここは大人のディズニーランド、フジロック。
トッドラングレンが衝撃過ぎた。
各所で話題になってるけど、いきなり黒人DJと変な柄の女性ダンサー登場。アンプもギターも無いとかどういうことだよ。んでトッド爺さんまさかのタンクトップでEDMと小室サウンドの合いの子みたいな曲開始。ずっと歌いながらダンス。ほんとすげえよ。
御大67歳。普通は懐メロに走るようなものである。それがまさかの路線大胆に変えてきて恥ずかしさもなく全力で歌い踊るトッドにおれは泣きそうになった。
マー様!僕はソロになってからは正直ちゃんと聞いてないんだけど、もちろんthere is a light〜のリフが流れてきたらもう大合唱だよね…って周り林檎地蔵ばっかりじゃねーかぐぬぬぬ。
おっさんになってきてどういう服を着ればいいのかわからないんですけど、マーの服を参考にすればいいんですね!
と思ったけどこれレディースらしいですね。このおっさんどんだけ細いんだ。
この景色はやはり幸せだなー。
ほどなくして椎名林檎の演奏開始。僕は林檎ちゃん通ってこなかったのであまり思い入れないけど、ギターの神様名越大先生のサウンドをグリーンで聴けるってことでちょっとだけ聴いた。でも音小せえよ。コーパス並の爆音くれよおおおおおお!
林檎ちゃん水着になって盛り上がってたそうですがおばちゃんの水着観てお前ら何が嬉しいんだ、ってことをぐっとこらえて言葉に吐かず心の中で止められるようになった自分は大人になったな、と思いました。
だらだら。
これボードウォークね。マイナスイオンやっべえええ。
ぬこおおお。
こんなメンツなのに最大のカブリ、ライアンアダムスとtoeという絶望的につらいカブりはなんとtoe選択。何度見てんだよwwでも好きだから仕方ないじゃん。
ライアン、レッドマーキーというほんと神経疑う配置ミスしてるから行かなかった。帽子はオレンジ潰す前にさっさとレッドマーキー潰してデカいステージ作れや。
toeはいまやアメリカやヨーロッパのポストロックファンからも熱烈歓迎されるすごいバンドになってしまった。しかし安定のザキヤマさんぐだぐだトークは健在でホッとする。
「最近パッとしないアルバムを出したtoeですこんにちは」
そんなことないぞww
でもそのあと、
「苗場来るとき、高速道路でバーストして車がスピンして三車線の真ん中に止まったの。後ろ見たら車が迫ってて『あ、死んだな』って思ったけど直前で止まってくれたんですよ」
「嫁さんが止めてくれたんだな、って」
号泣してしまいそうになった。
エソテリックで爆上げ演奏見せたり、グッドバイでは久々のザキヤマvoバージョン。おれカーネーションズの人よりザキヤマ歌う方が好きなんだよ。俺たちのtoeはどんどんすごいところに向かってる。
toeが終わってアバロンで酒飲んでたら凄まじい人に気づいた。良いことだけどさすがに多過ぎだろw
ハドソンモホーク!
今回3日間通しての個人的ベストアクトだ。
本当に好きだったRIDE。何が好きってアルバムだけじゃなくて黄ライド、赤ライドとかペンギンライドとかと普通に持ってたからね。
しかしコーチェラ配信での悲惨な演奏、そしてプリマベーラでのまあまあ良いけど全然マジックない感じだったのでほとんど観なかった。
グリーン通ったらあれだけ好きだった「vapour trail」が演奏されてたけど全然響いてこなかったよ。良いバンドだったけど、さすがにここまで集金目的感出されたら歓迎できないわ。もっと熱いの見せろや。
というわけで今年のフジロック終わり。始まる前はメンツ悲惨すぎるなー、と思ってたけど友達たくさん会えたし楽しい時間は過ごせた。
でもやっぱりいつものフジロックとは違ってた。オレンジなくなったことによりレッドのアーティストが異常に混むとかやっぱりおかしい。
あと邦楽ほんとに多過ぎ。RIJとめっちゃかぶってんじゃん。前はさ、カブリ問題も「同じ時間に洋楽バンド3つと好きな邦楽バンド1つが被ってる!どうしよ!」だったのに今回そんなの一度もなかった。ある意味で迷わなかったからいいのかもしれないけど、それはフジロックに求められてる様式じゃない。
なんども言うが僕たちは世界で一番高いフェスのチケットを買ってるんだ。おれ今回当日券で3日券買ったけど、42000円だぞ。プリマベーラの2倍以上なんだぞ。もっと頑張れ。スマッシュだけじゃなくてメディアもレーベルも頑張れ。
というわけでまた来年〜。