Facebookで元同僚の藤井くんがストーリーズにアップしていた「楽天IR戦記」が面白そうで購入。
楽天という象徴的なインターネット企業がIRを通じて、どのように国内外の投資家と向き合ってきたかが赤裸々に書かれているドキュメンタリーでもう最初からばちくそ面白い内容でした。
特に序盤の、筆者が転職して数日で体感した三木谷さん(良い意味での)ヤバさ。決算説明のための資料について、三木谷さんの資料確認は「発表の数日前、直前の一分」のみ。その一分で修正指示が出て、メンバーはそれに応じてパワポ資料を一気に直すスタイルに驚く筆者の景色はまじで最高です。いや〜インターネット企業はやっぱりこうじゃないと。
三木谷さんは思いつきじゃなくてちゃんとロジックで話してる感じがして好きなんだよなー。楽天があそこまで成長した理由がよくわかる。楽天銀行のカスタマーにメールしたけど全然レスきませんけどね!
上場するということの意味がよくわかる本でした。あと巻末にある「実践ミニ用語辞典」が意外と役に立ちます。ADRとかCAPMとかJ-SOXとか、ふわっと聞いたことあるけどなんのことかわかってない用語が丁寧に説明されているのでわかったふり経営者は早めに読んでおいたほうが良いでしょう。
- 作者:市川 祐子
- 発売日: 2019/06/13
- メディア: Kindle版