I'm Swayin in the Air

起業4年目

フレッドペリー東京で開催された「ブラー:ニュー・ワールド・タワーズ」特別先行試写会に遊びに行ってきたよ #英国アンバサダー

 
「The Universal」で映る、ハイドパークでのオッサンの涙をおれは忘れないぞ。
 
 
先日blurのスペシャルな映画『ブラー:ニュー・ワールド・タワーズ』15分視聴会についてブログに書きまして。で、神のご加護でしょうかなんとフレッドペリー東京で開催された映画の特別先行試写会に当選!日頃の行いが良すぎたのかな。
 
 
 
しかしまあこの映画、ただ年寄りバンドの過去の栄光を表面的に映しただけの提灯ムービーなんかじゃまったくなかった。一貫して描かれるのは、blurメンバー4人の「美しき友情」「モンスターバンドのメンバーであることのすれ違い、そして息苦しさ」だ。
 
 
 
その内省的な葛藤が、香港の狭く埃かぶったスタジオに5日間こもって進められた『The magic whip』の制作過程のシーン、そして伝説的なハイドパークのライブシーンにかぶせて描かれてる。極限の静と動。
 
クライマックスはやはりハイドパークでの "あの曲" だろう。ファンだったら絶対に映画館のデカいスクリーンで観たほうがいい。震えるぞ。

上映開始前に店内うろうろ

 

じゃじゃーん!ここがフレッドペリー東京だ。フレッドペリーの商品しか置いてない(当然)。最高にモダンライフイズラビッシュな英国気分になれることうけあい。
 
もうさ、僕もアラフォーになってきてどんな服着ればいいのかいつもわからなくなるんだけど、そんな時こそフレッドペリーに戻るべきだ、と思ってる。太って着られなくなったフレッドペリーの服をもう一度着るためにダイエット頑張ってる。

店員さんに当選したことを伝えて案内されたのが特設モニターステージ。試写会開始前はずっとblurのライブ映像が大音量で流され続けるというcoolな取り計らい。良いぞ〜〜。
 
モニターの下に展示されるフレッドペリーの服。
 
出ましたデーモン・アルバーンモデル!普通に着ると乳首浮きまくるんだぞ。
 
各シートにはおみやげが。フライヤーとかフレッドペリーのカタログが入ってましたありがたやありがたや(信者)。
 
カウンターにはblurのすべてのアルバムのヴァイナル盤が!『13』ほんと大好きだったよおれ…。
 
ここは英国だ。レモンティーが飲み放題。このカップが信者心をくすぐる。あとスコットランドのクラフトビールもフリーで飲むことができました。豪華過ぎるぜ。

 

そして映画が始まる

前回の記事でも書いたけど、やはり秀逸なのはステイヤングことTokyo Rocks中止がキッカケで新作制作に取り掛かったことかな。矢野ちゃんよくやった。
 
詳しくは本編を観てもらいたいところだが、通奏低音として描かれるのは「blurの4人は友情で結ばれてる。そして、ステージの上に立った時だけ僕たちはblurなんだ」というファンにとっては嬉しくもあり、しかし今後もblurが続くのかどうかはわからない不安にさいなまれる。新作は当分作らないんだろうなあ。
 
あとグレアムの才能の爆発と精神的な不安定さがダイレクトに映されてるのもかなりクる。「The Magic Whip」はグレアムがいなければ完成しなかったのだろう。僕もギター弾きだけど、グレアムのリフはほんと天才としか思えない。
 
ちなみに香港及びハイドパークでのライブ映像がばんばん流れます。フレッドペリー東京試写会ではスペシャルなスピーカーだったのかめちゃくちゃ音良くておしっこちびりそうになったよ。おしゃれな店内でグレアムのギター聴いて失禁とか笑えないので我慢したプリーズギブミーアテント。
 
そして、ラストに向かって怒涛の名曲演奏が連発されます。イギリス人ほんとblur好き過ぎてウケる。観客全員大声で歌い過ぎだろ。なぜかモッシュしてる奴とかサークルまで出来ているwはー、さいこう。イギリス住みたい。blur最高。
 
そんな感じの映画でした!ファンであればあるほど、観てて苦しくなる部分もあるかもしれないです。が、そういったシニカルで陰の部分がむき出しになってるからこそ、ライブの高揚感が爆発してるのであります。
 
さあ、6/4から新宿ピカデリーでこの映画は公開だ。心して観ておこう。もう一度言う。この映画は、映画館の巨大なスクリーンと爆音で観るべきだ。
 
 
 
※記事内の画像はすべて上映前のものです。映画本編にこの記事にある写真のシーンはありません。