仙台、めかぶ、ソフトウェア

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仕事で仙台駅にやってきた。仙台にはかなり思い入れがある。

ソフトウェアを開発して起業したのが今から4年前。ソフトウェアは開発することが目的なのではなく、開発したソフトウェアをクライアントに使ってもらえない限り「趣味」になってしまう。

僕は幸運なことに開発してすぐにクライアントがついてくれたのだけど、そのソフトウェアのデビュー戦が仙台だった。当時はcovid-19全盛期。ガラガラの東北新幹線で仙台まで来て、食事は「全国旅行支援」なるポイント制度でほぼ賄えた。仙台で牛タンをポイントで食べまくるという何のためのポイント制度なのかよくわからない思い出があるんだけど、その時よく来ていたのが仙台駅構内にある「嘉助」という牛タンを出してくれるお店だった。

 

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まだあった。嬉しくなって到着してからすぐに入った。最近著しく太ってしまい、いわゆる18時間ファスティングをしているので、18時間ぶりの固形物に牛タンを選ぶという暴挙。

 

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牛タン4切8枚。これがいちばん良い。とろろが別料金180円なのも良い。僕はとろろアレルギーなので不要だから。いや、とろろの味は本当に好きで、つい食べてしまうんだけど100%痒みに襲われて後悔する。なので別料金にしてくれると助かる。ちゃんと頼まないでいられる。

 

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東北本線の「利府駅」というところに降り立った。ここの駅を利用しているだけで何の業界で働いてるのかわかる人にはわかってしまう特異な駅である。

タスクを終えて仙台駅に戻ろうとしたけど次の電車が来るまで1時間以上ある。こういう時はスマホの電源を切って出歩き、直感で良さそうなお店に入ることをライフワークにしている。利府駅横に8店舗ほどの横丁的なお店が並んでるエリアにきた。直感で入ったお店は期待通りのゆるさ。

 

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ハイボールを頼んだら「自分で作って」。どんなに濃いめにしても許されるセルフサーブスタイル。

掲げられてるメニューのほとんどが「今日は無いね〜」と言うおばちゃん。私が食べさせたいものを出す、という強い意志を感じたのでお任せにした。

 

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ばい貝と塩辛。大勝利である。ばい貝うますぎる。いかの塩辛も、この味はチェーン店では絶対に食べられない。

 

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このめかぶも尋常じゃない粘り気。新鮮なめかぶじゃないとこの粘り気は出せないそう。

 

店主のおばちゃんと、常連客のおじさんと私の3人でたわいもない話で盛り上がる。刹那的な出会いと思うけど、聞くとおばちゃんこのお店10年以上経営してるとのこと。飲食店で10年続けるのはふごいよね。割と来る駅なのでまた利用してしまいそう。

 

そんなわけで明日から長い旅がまた始まる。