I'm Swayin in the Air

起業3年目を迎えました

えんぴ生誕祭'18 day2

2018年9月16日の新宿は少し涼しい風が吹くけどまだ暑さを感じる一日だった。

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友人のえんぴ(camping trailerのギタリスト)が「自分の誕生日を祝うためにライブハウスを借りて自分の見たいバンドを呼ぶ」という、バンドマンとしてこんなに楽しいことはないだろ!というイベントを企画していた。

主催のcamping trailer。RENA。そしてANYO。2018年のインディーズシーンから考えてもかなり異質で刺激的なバンドを揃えてきた。

そして僕が在籍しているバンド「The Look at Me's」も呼んでくれた。camping trailerは毎回のように自分たちの企画イベントに僕達を読んでくれて本当に嬉しい。近いうちに恩返しするね。

場所は新宿ナインスパイス。僕らはこのハコに散々お世話になってる。新宿の一等地で堅実に経営している彼らスタッフさんにも心から感謝してます!


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フロアではえんぴの誕生日を祝うラブで満たされていた。ウチのマークとえんぴは本当に仲が良い。なお右奥にいるリビングデッドなモブ状態のぼんやり写ってる人は信じられないがウチのドラムだ。

 


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ほぼ定刻オンタイムにRENAの演奏が始まった。十数年前、僕が狂おしいほど愛して聴き続けた高橋さんが出すサウンドは年齢とともに枯れるどころか、さらに凄みを増していた。どうなってるんだ。

共演者は、他人のリハーサルを観ることができるというのが役得の一つだと思う。RENAの精緻なサウンドからは想像できないくらいサクッとリハ演奏に入るあたりあまりにもかっこいいし、そして鳴らされる爆音に衝撃を受けていた。「さすがに音でかいだろw」と思ってたけど、観客が入るとちょうどよいサウンドバランスになっていたあたりもRENAはすべて緻密に計算されたサウンドを作り上げてるというのを目の当たりにした。


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ギターは2台ともエフェクター無しのアンプ直。マーシャルガンガン鳴らしてるのにめちゃ綺麗な音が鳴らされてるのはなぜなのか。僕は出番直前なのに最前列で最後まで絶叫してた。もうRENA完全優勝であります。

 


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The Look at Me's、いかがでしたか?

久々のライブでした。荒いところ多かったけど、かなり全力でぶっ込みまして今僕達ができる最高到達地点の演奏だったかと自負しております。自分のバンドのライブを自分で観ることは一生できないので、色々なご感想やご意見いただけることがとても参考になりますいつもみんなありがとう。


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そして僕達の次に出ていたANYOがやばすぎるでしょほんとに。

世界観が独特なのはよく語られてると思うんだけどギターがやべーって。もはやギターでない。何言ってるかわかんないと思うけど、ふつうのギタリストはやましーさんみたいな音を出そうと思わないし出したくても出せない。そんな君は今すぐ彼らの「To」を聴いてほしい。彼らの無限に続くような悪魔的でいびつなループサウンドを爆音環境で聴くことができるのはライブにいくしかない。東京では10/20にまたライブあるようなので行けるやつは全員いけやー!


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そして大トリのcamping trailer。もう言うことはない。きみたちは完璧だ!早くファンの僕たちをもっと高みに連れていってほしい。この夜はすべてが美しくなった。

 


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自分のバンドのMCの時にうまく言えなかったので今改めてブログに書くけど、僕は自分のバンドのライブに向かうときは必ずcamping trailerの「get ready」を聴きながら会場に行くことにしている。

 

20代前半で音楽の才能は無いと思いギターや機材は全部処分して何もかもあきらめ、それからは「ただ生きてるから」という理由だけで夢も希望も対して感じることがないまま30代後半を迎えていた。

 

人生というのは不思議なもので、何もかもかもあきらめていたその頃からいろいろな偶然が重なり、たくさんの素敵な人たちと出会うことができた。プライベートではとても幸せなプレゼントを受け取ることができたし、まさかバンドを再び組むなんて思ってなかった。40歳間近にてゼロからのバンドスタート。そんな年齢になってからステージに立つのは恐怖だった。

 

でも、まだ間に合う。歳をとってもいいから、さあもう一回ステージに立てよと語りかけてくれる曲が「get ready」だった。「この曲に人生を救われた」なんて大げさなことをたやすく言う人間はあまり信用してないんだけど、僕はいつもこの曲から少しの勇気をもらってステージに向かっている。


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彼らのサポートをしているウエダケンシロウくんの活躍っぷりはほんとすごい。サウンドの厚みが半端ないことになってる。


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そして本日の主役えんぴ!かっこいいぞー!君のギターが大好きだよおれは。


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いのけんくん、斎藤くん写真撮れてなくてごめん!!おれ客席で熱唱しすぎてて他の写真は全部ぶれてたw

 

そんな感じで本編終了。イベントとはこうあるべきだと思う。演者がイベント企画も兼ねて、好きなバンドが集まる美しさ。僕は割と演者原理主義者みたいなところがあって(よくない考え方なのはわかってる)「演者がいないとイベントなんて成り立たないっしょ」くらいに思っている。演者にリスペクトを感じることができないオファーはシカトするけど、今回のようなイベントは何があっても出演したいといつも思う。企画者からも「The Look at Me's出て欲しいな」と思ってもらえるよう今後も解散せずに続けていこうと思ってますので皆さんよろしくお願いします。


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公演終了後は中打ち上げ。もちろんギターヒーローの高橋さんと写真撮ってもらわねば!ということで懇願して撮ってもらった。本当にありがとうございます!

 

最近音楽より武術にハマってる、という高橋さん。うちのベースがなんと偶然同じ武術やってるらしくて、打ち上げ中ずっと高橋さんと武術談義しててどういうことやねん俺も混ぜてくれよw


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ANYOのみんなと!やましーさんギタリストとしてもブロガーとしても尊敬してます。はてなブログ仲間〜!とウェイしてきました。ANYOのみんな本当に良い人達だったな〜。フジロックの裏話もたくさん聞けましたw

あと欲しかったCD買えて嬉しかった。ジャケデザインできて納品された後に「バンド名ジャケに入れ忘れた」というエピソード最高っすw

 

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続いて高橋さん、えんぴ、藤村ジャパンさんたちと中華料理屋へ。メガネを外して口を隠したえんぴは松潤に似てると俺たちの中で話題に。インディーロック界の松潤とこれから呼びましょう。

 

ってわけで誕生日おめでとうえんぴ。The Look at Me'sは次のライブ決まってないので新曲たくさん作って音源RECってリリース目指します。

 

そんじゃね。楽しかった。