ふじろーっく!というわけでお待たせしましたday2の更新!
まあ期間中更新できなかったんですが、そのせいで会社の同僚、友達、その他たくさんの人が「お一人様ブログまだですか!リアルタイム更新じゃないんですか!」と、大阪代表豊玉高校バスケ部みたいなランアンドガンスタイルで僕にプレッシャーかけまくってきてもうアーティスト観ればいいのかブログ更新すればいいのか混乱するというよくわからない状態に突入。とにかく暑くてね…ブログ更新する元気がなかっただけです。
こいつは高校の同級生で、このブログにもよく登場するオオバ。day3の早朝に部屋に来たのだが、朝方僕に会うなりおはようも言わず第一声が「おめーは何でブログ更新しないんだよ」ひどいww
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HUUN HUUR TU
ロシア連邦トゥバ共和国からきた世界的なホーメイグループのフーン・フール・トゥ。「ホーメイ」とは、ディジリドゥみたいな音が出るトゥバあたりで伝わる伝統的な歌唱法らしく、めっちゃすごい人たちらしい(適当でごめん)。
特にすごかったのが朝青龍に似てる人の声。ボエエエというものすごい低音と、笛のような高音を同時に出しているみたいで人間業を軽く超越しておりもう何が何だかわからない。凄すぎる。
灼熱地獄なのでいちごスムージーとかミックスけずり
ところで2014の2日目はとにかく暑い。オレンジコートの灼熱は異常である。というか、今年のフジロックは涼しさゼロ。僕が記憶する限り、98年豊洲開催時と同じレベルの暑さだ。
暑いのでオレンジコートのいちごスムージーを頂く。うまい。フジロックで食べるスイーツは最高だ。若い女の子がスムージーを食べてる姿はとても美しい。おっさんが食べてると何かもう捕食に近い感じで見られてるんじゃないかと思うと切なくなってくる。
りんごた。灼熱の中食べる冷えたりんごは初恋を思い出す…とか書こうと思ったけどもう初恋とかそんな記憶なんて完全に薄れてきている。過去に生きてるんじゃない!今を生きるんだよ…!と強く思いたかったんだけどどうせ一人でりんごムシャムシャ食べてるだけだしたかがリンゴ一つで長文書こうとか考えてるあたり全然ロックンロールじゃない。リンゴ美味しかった。
昨年フジロック会場内でブームとなったオアシスの「いちごけずり」。今年は4種のベリーが入った「ミックスけずり」となって現れた。コスト削減しやがったな。そして味は安定の旨さ。く…悔しい!
だいたいにおいて昨年驚異的ぼっちを経験してしまったせいで、いちごスムージーだろうがミックスけずりだろうがもう堂々と食っていられるようになった。ブログのコメントやTwitterで「私もお一人様長いです」みたいなものをたくさん頂くようになったのですが、ほんとお一人様みんなで集まればいいのに僕達集まろうとしないよねさすがぼっち属性。来年は「お一人様ミックスけずり会」でも作りますのでみんなで集まりましょう。
鋼の心を要求された一通のメール
例によって一人で過ごす時間が多かったわけですが、初日そんな僕に一通のメールが。Gmailだ。ブログにメアド書いてるから時々mailをもらうことがある。
ブログを読んでメールしました!○○と申します
おおありがたい。承認欲求の塊である僕にとってはヘブン状態の嬉しさ。しかも名前見るに明らかに女性!おれのフジロックついに開幕の時間だああああ!!!!
実はお願いがあります。○○(某アーティスト)のフジロック限定Tシャツが出ていて、初日に買って欲しいのです!枚数限定なので売り切れてしまいそうで…。明日会場にいくのでその時に引き渡して欲しいです。嫌だったら断ってもらって構いません。
なんという偶然。僕はその時長蛇の列をなしているグリーンのTシャツ売り場に並んでたのだ。オーケー買いますよ(出会い厨思考)。
ありがとうございます!!良い人ですね!
いやいや大したことはないですよ!で、サイズはどうしますか?
SとLでお願いします
_人人人人人人_
> 彼氏の分 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
ブログにお一人様って散々書いてるにも関わらずカップル分のTシャツを買ってこいとかまさに鋼の心を要求するブラックメール。しかし「買いますよ」と言った点前今さら断れねええええ!ってことで買いました。良いことしたな〜(吐血)。
んでday2にりんご食った後待ち合わせしてお渡ししたんですがガチでお綺麗な女性でほんと俺も今すぐパンツ脱いでその某バンドのファンになろうって決めたね。音聴いたことないけど。
んで…。超絶感謝されたんですよ。まあプレミアなシャツだろうし。けど何かその人の基地に男物の帽子とかあったり椅子二脚並んでたりでほんとリア充的フジロックになっててもうおれの心は完全に「おいK出パン買ってこいよ」って命令された的マインドになってるし(いや実際は全然そんなことないんだけどw)。
「今度改めてお礼します!とても良い人で感動です!!!」とか言われた。それに対して「一人フジロックだけどあなたのような美女と話せただけで僕の砂漠ような心の中にもたらされた一滴のオアシスだぜ」とか訳わかんないこと言おうって思うんだけど、その度に椅子二脚が視界に入って俺がゴルゴなら彼氏の分だけリストバンドのみ銃で撃ち抜いてやろうかっていう僕の中の闇がズズズとうごめいてきて結局何も言えなくて夏2014状態でフジロック最高。
というわけで読んでいただいてる方、来年のフジロックで欲しいTシャツあったらぜひ皆様の舎弟K出にご用命ください。
TRAVIS
フランの髭が伸びまくっててZZTOPみたいになってたトラヴィス。「見た目枯れ過ぎだろ…」と思ったが超絶良かった。ファンも熱狂的な人が多くて盛り上がるし盛り上げ方わかってるし二日目俺的ベストアクト。特に「TURN」は、この広大なグリーンステージで演奏されてほんと感動的だったよ。最高だ!
最後は「Why does it always rain on me?」。みんなこの曲の時だけ雨降れ!みたいな雨乞いしてたけど残念ながら快晴〜。しかしこの曲の持つピースフルなテイストがグリーンステージを歓喜の渦に染めた。さいこう!
vineで「Why does it 〜?」のもっとも盛り上がる瞬間を撮影してみた。これ見て堪能するといいお!
しゅうじと出会う
フジロックは期せずした出会いがあるのも楽しみの一つである。僕と一緒に写ってる25歳の若者はしゅうじだ。やっと出会えた。
以前からSNS上でよくやりとりしており、こいつおもしれーと思ってたのだが実際会ってみると想像を超えて面白い奴だった。とりあえずビールおごって可愛がることにした。
しゅうじはday2のオオトリ、アーケイドファイアとマニックストリートプリーチャーズ、どちらを観るか苦悶しながら迷いまくってついに「マニックスを観る」と決断した素晴らしい青年だ。25歳の若者がマニックスを観る日本の未来は明るい。僕も死ぬほど迷ってる。エブリシングマストゴーを全力でシンガロングしたい。しかし、大変申し訳ないがマニックスは何度か見てるから僕はアーケイドファイアを選んだ。たぶん僕が生きてる間に、アーケーズがフジでトリをやることは無いのだ。だから僕はアーケーズを観る。
「うえええええ!k出さんアーケーズ観るんすか!」
「しゅうじ、観なくていいの?」
「おれだって観たいんすよおおお!でもマニックス観るって決めたんすよおお!皆に煽られるけど観るんすよ!」
何という素晴らしい若者だ。でもまだちょっと迷ってる様子がある。僕は彼の決心が揺らがないよう、ところ天国でたむろしてる人に「今日のグリーン、AFとマニックスどっち見ます?」と聞いてみることにした。そこでマニックス友達を見つけてもらい盛り上がって決意が揺らがないようにしてもらおう。おれ優しいな。
K出&しゅうじ「すいませ〜ん、今日のトリ何見ますか?」
「アーケード・ファイアです」
「アーケード・ファイアです」
「アーケード・ファイアです」
「フィルレリッシュです」
「アーケード・ファイアです」
ほとんどアーケード・ファイアじゃねえか!しゅうじの心の傷に塩を塗りこむようなことをしてしまった…。がんばれしゅうじ。これが大人の世界だ。
って感じだったんですが、マニックスほんとに超絶良かったらしいですね。ああああくっそおおおおおおおれアーケイド・ファイア観ちゃったじゃねーか。いや悪くなかったけど想像を超える衝撃は無かったし、心の色んな所で「マニックス見れば良かった」って結構思ってる自分もいた。
OROCHI@ktrysmマニックス最前!セトリget(涙)! http://t.co/JKkDPmAlFs
2014/07/26 23:35:38
熱すぎるセットリスト。こんなん泣くに決まってんだろ。しゅうじ羨ましい。
Arcade Fire
デーモンアルバーンをチラ見しつつしこたま酒を飲んだ上でアーケイドファイアに向かった。
アーケイドファイアを、夏フェスのオオトリで観られるというのはとてもすごいことだと思う。何というか「今フェスで観たい、もっとも旬なバンド」だからだ。極東にくることを嫌がるアーティストも少なくない。コストも西洋開催フェスの比ではないはずだ。だからこそ今回のフジはすげー頑張ってると思った。そして、チケットは売り切れなかった。残念だけど日本とはそういう所なのだろう。
「リフレクター」メインのセトリ。ジェームスマーフィーがプロデュースしたこのアルバムは世紀の名盤「Funeral」を超えたんじゃねーかってくらい充実しており、ライブの完成度もまた圧倒的だった。
日本語を話す変な猫型の光る何か。何だこれは。
とんでもない量の紙吹雪。そして最後の曲はおなじみ「wake up」シンガロング全力状態に突入!おれ結構前の方で観てて周りはみんなおーおー言ってたけど後ろの方も歌ってたよね!?よね!??
とにかく僕は全力でwake upを歌ったのである。歌詞はちゃんと覚えた。この曲は歌詞が最高に良いんだ。
But now that I'm older
my heart's colder
(今では僕も歳を取り、心が冷たくなってきた)
わかりすぎる。歳をとると、すべての物事に対して熱いパッションを保つことができなくなった。心が冷たくなっている。腹部の脂肪も冷たい。寝起きの時なんか召されてるんじゃないかってレベルまで体温が下がっている。
だからこそ皆この曲を大声で歌う。この瞬間だけは海外フェスと同じような一体感がありスペクタクルな時間になっていた。お一人様でも、カップルでも、友人と一緒でも、この曲だけは垣根が無いんだ…!!
ってわけで約1時間半。アーケイドファイアのライブが終了した。楽しかったよ!
吉田ヨウヘイgroup
ルーキーステージに出ていた今Jインディーズ界で話題のバンド。実はこのバンドのメンバーの子と知り合いなんです。知り合いっつーか会社の同僚w
以前は彼女がバンドをやってることも知らなかったんですよ。ただその子がフレイミング・リップスとか好きなことは知っていたんですね。んでフジロック直前のある日の会社での会話。
K出「○○ちゃん、今年フジにリップス出るよ!今年は行かないの?」
同僚「今年フジ出ます」
うおおおおおそのセリフおれも10年前に言ってみたかったwwwwww
というわけでで観たかったのですがアーケイド・ファイア帰り組の混雑に巻き込まれて見ることが出来ませんでした。バックステージちらっと覗いたら彼女がいたので「お疲れ様!どうだった?お客さんきた?」と聞いたら
「すごくたくさんの人が来てくれたんです…!」
と言って突然感極まって涙ぐんじゃう彼女。ほんと若さからくる感受性がとてもうらやましい。もう僕は完全にどこかに置き去りにしてしまったそういう身体の奥底から湧き上がる色々な気持ち!!うおおおおおおれもバンド活動再開してるから来年ルーキー出るーアラフォーだけどルーキー出るうううう!という気持ちを奮い立たされた2日目でした!