4月ですねー。blooodthirsty butchersファンの95%は毎月1日に「kocorono」を再生します(おれ調べ)。大人になんか、解ってたまるものか!
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今月のカレンダーは「birdy」期
2月始まりカレンダー。この写真は「birdy」の時期かな。確か。吉村さん、射守矢さん、小松さんの「△」期最後のアルバム「荒野ニオケルbloodthirsty butchers」(1曲目の「方位」は血へど出るほどの名曲)を経て、ひさ子さんがメンバーとして新加入。ひさ子さんは「荒野〜」にもゲスト参加してるし当時のライブにも同行してたけど、まさか正式メンバーになるとは思ってなくて当時それはそれは驚いた。
正直な話をすると、「△」期のブッチャーズに強い憧れを抱いていた僕はひさ子さんの加入にちょっとした違和感、というか吉村さんのギターワークスがスポイルされるんじゃないかと思っていた。もちろんそれは僕の完全な勘違いだったわけで、フジロック10での「7月」圧巻の演奏にひさ子さんが入った意味をようやく見出した。正解にたどり着くまでに7年もかかるような問題出してんじゃねえよ。
PV
「birdy」のハイライトはやはり「Jack Nicolson」のPV。ブッチャーズファンでこのPVを見たことがない人はいないと思うけど、もしなかったらどうか見て欲しい。ニコ動のランキング上位(音楽カテゴリじゃなくて総合ランキング!)に出たこともある傑作PVだ。
僕のような年齢、境遇になってやっと歌詞が沁みるというか、意味深いものであることがわかってきた気がする。僕も年を取ったけど、良くも悪くもない中途半端な大人になり、手本を示す相手もいない。初めてこの曲を聞いた時は歌詞が直接的過ぎてちょっと引いたんだけど、やっと聞けるようになってきた。そしてこの先どうすればいいのかまた路頭に迷いそうで本当にどうしよう…数年後には不惑だよ…。
というモヤモヤを生じさせるのもまたブッチャーズの魅力なのである。明日も生きていこう。