そういえば最近高円寺に引っ越しました。
よくある「中央線沿線カルチャー」に染まっているわけではもちろんなく(どちらかというと、あの特定のクラスタ民を惹き寄せるという意味では下北と同じくらい嫌い)、家庭事情と勤務先オフィスの移転先を考えて丸ノ内線沿線を居住地区に選んだ感じである。最寄駅、正確には新高円寺駅という所だ。
人生の大半を東京で過ごしているのでどこに住んでもたいして感動も無ければ落胆もないのだけど、高円寺はやはり磁場が違う。
落ちた標識と布団が敷かれる街。This is 高円寺感があってとても良い。僕がドライバーだったら確実に侵入してると思う。気づかねーよ。
古書サンカクヤマ
1ヶ月ほど前、JR高円寺駅近辺を散歩がてらうろうろしてみた。ふと見ると「古書サンカクヤマ」という書店発見。
「えっ…??」
吸い込まれるように入っていくと、店内のレジ上にbloodthirsty butchersの「kocorono」が飾ってあるやんけ。おいおいおい。どう考えても僕が心から愛した日本の至宝ともいうべきロックバンドbloodthirsty butchersのファンかだれかがやってるとしか思えない。
「サンカク」といえば中期ブッチャーズ最高傑作シングルのタイトルであり、彼らの出身地留萌にある「三角山」のことらしいし、トリオ構成時期の彼らを「サンカク」と呼ぶ通なファンもいる(いた)。バンドで未だにこの時期のブッチャーズを超える轟音を鳴らすバンドは世界どこを見渡しても出てこない。
このシングルは「サンカク」「ピンチ」「時は終わる」の3曲入りなわけだが僕がブッチャーズに触れた初めての音源だった。3曲とも、過去聴いたことのない美しい轟音ギターが鳴り響き続けており、僕はこのシングルを手に取った日から吉村秀樹が亡くなるまでの約15年間、信仰の対象に近いレベルでファンになっていた。
90年代後半〜00年代初頭にかけて、ブッチャーズのファンの方々が「サンカクヤマニノボル」的なタイトルの企画ライブをやっており、初期は僕もよく足を運んでいた。そこでブッチャーズやcuthbartsといったバンドに出会った。キウイロールも出てたな。シェルターでそのまま中打ち上げ。蛯名さんめっちゃ怖いと思ってたけど超良い人だった記憶が残ってる。
店内に入り、店員さんにおそるおそる「ブッチャーズのファンなんですか?」ってアホな質問をしたら、ファンも何もその企画ライブを主催されていた方の奥さんだった。もう衝撃だったよ。おれのこと覚えてるかな〜。あわさん久しぶりに会いたいな〜。
中期bloodthirsty butchersはこのあたりのシングルやアルバムをおさえておけば通ぶれるはず。みんな語ろうぜ。
って感じの高円寺生活です。ちょっと住んでみたけど別に好きな町とかでは今のところないです(笑)。中野坂上の方が好きだったな。そんなわけで今晩0時のインスタライブは高円寺についで語ります。わかんないけど。フォロープリーズ。