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「絶対に来日しないアーティスト」Damien Riceをスペインで観るべきか観ないべきか問題



例えば、だ。好きになった女の子を必死に口説き落としたけど、実はその子が自分の好きじゃない宗教団体の熱心な信者だった、みたいな雰囲気になったら君はどうする?僕は幸いそんな経験ないけど、まさかPrimavera Sound 2015でそんな感じの体験しそう。アイルランドの美しきフォークの至宝Damien Rice。 ====

まず来日しないだろう貴重なアーティスト

Primavera Sound 2015 でスペインに旅立つまであと3日。数多くのアーティストを観られるだろうけど、その中でも「なかなか日本で観る機会のない」アーティストを観られることについてはかなりエキサイティングな体験になるだろう。

今回のメンツでいうともっとも貴重な機会なアーティストがDamien Riceだ。2014年11月にリリースされた3rd アルバム「My Favorite Faded Fantasy」は、まさにアイルランドが生んだ極北の美しさを全面に散りばめた圧巻の傑作フォークアルバム。

Damien Rice
Warner Bros / Wea
2014-11-10



傑作「9」から8年。「My Favourite Feded Fantasy」はオーガニックサウンドの様相を呈しつつ超先進的な音作ってるなー、と思ってたらプロデューサがRick Rubinだった。リック手広いな。



これは3曲めに収録されている「The Greatest Bastard」。 これ途中でカットされてるのかー。この曲は4分過ぎからのオーケストラがFill Inされる箇所あたりから本気で震え上がる。

思想無きアーティストには魅力ない、が…

彼は一度も来日をしたことがない。フジロック2007で初来日する予定だったが「急病」という名目でCANCELに。しかし実態は反捕鯨派らしく、調査捕鯨を続ける日本への来日を拒否したといわれている。

ちなみに「ソース無いかな…」と思ってググって出てきたブログエントリーがこれ。

http://glaciersaremelting.com/2014/10/17/hey-damien-rice-besides-your-new-album-first-in-8-years-i-also-remember-it-soooo-well/

「あ~やっぱり。すごいな、明確なソースありじゃんこのブログ」と思ったら友人のブログだったw

観るべきなのか…どうすればいいんだ!

僕は捕鯨問題についてはまったく詳しくないのだが、世界中から非難を浴びていることは(ネットで得られる知識レベルだが)知っている。そして、心情的にはやはり捕鯨は日本の食文化としての一面もあるという認識なので、それらの非難に対してやや理解に苦しむ気持ちもある。

アーティストとは本来思想家であるべきだろう。訴えたいことが何もない歌など無だ。しかし、好きなアーティストの思想と自分が相容れない場合、呑気に観ていいのだろうか?という問題を意識したのは今回が初めてた。だいたいそんな思想もったアーティストはDamienのように来日しないだろう。

繰り返すけど捕鯨問題について僕は詳しくないし、普段クジラなんか食べないし、別に捕鯨禁止になっても構わない。ただ、バカスカ人間を殺して平気な顔してたり牛や豚は平気で計画大量生産して食いまくってるような国から圧力を不当にかけられているように見えることに対していかがなものかと思うことはある。

メインステージの準ヘッドライナー

しかしだ。そんなことは差し引きしてもDamien Riceの作品には本当に心を打たれる。そしてライブがどのようなものになるのかとても気になる。ほとんどの日本人はライブを観たことがないだろうから、せいぜいyoutubeから雰囲気をうかがうことくらいしかできない。



彼が登場するのは2日目の21:10。恐らく日が暮れてすぐくらいだろう。海辺のバカでかいステージでこんな独奏されたら卒倒してしまう。どうしようかな…まだ決まらないまま初めてのヨーロッパに向けて慣れないパッキングをしている。観るか観ないかも決まらないだろうし、パッキングも終わる気がしないぜ…。